読書ノート「ミクロ経済学の基礎」(その1)
どこだかでわかりやすいテキストとして紹介されていたので入手しました。
- 作者: 矢野誠
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2001/04/05
- メディア: 単行本
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独学で進めておりますと、パレート最適など、基礎とも言える概念がなかなか理解できず、いろいろなテキストをひっくり返すことを繰り返しております。
この「ミクロ経済学の基礎」でランプサムタックス(定額税)の定義がようやく理解できました。
「ランプサム方式(一括方式)の課税とは、課税対象となる経済主体の支払う税額がその経済主体の経済活動の選択に依存しないような税額」ランプサムタックスが実現するためには政府が「完全な情報」を保有していて、各人に正しく課税できるという前提が必要なので、これは不可能
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月10日
労働所得への課税→税額が労働供給に依存。法人税→投資の選択に依存。消費税→消費量に依存。ランプサムタックスは現実には難しい。人頭税といえども税額が増えると子孫が減るとかw
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月10日
厚生経済学の第二定理。「どのようなパレート最適な資源配分でも、ランプサム方式による資源の再配分により競争均衡として実現できる」無理だー
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年3月10日
さて、この理解を元に租税政策のテキストへ進みたいです。