読書ノート「スティグリッツ 公共経済学」(その3)
- 作者: ジョセフ・E・スティグリッツ,藪下史郎
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2003/10/24
- メディア: 単行本
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スティグリッツ 公共経済学〈下〉租税・地方財政・マクロ財政政策
- 作者: ジョセフ・E.スティグリッツ,Joseph E. Stiglitz,藪下史郎
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
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今日は公共財と公共選択について学びました。
「私的財が無料で供給されると、過剰に消費される傾向がある。個人は財を得るために支払う必要が無いため、それを供給するためには限界費用が必要であるにも関わらず、その財から得られる限界便益がゼロになるまで財は需要される。」
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月27日
「水道水が無料になったとしても、水ならばすぐに飽和状態(=限界便益がゼロ)になるため、資源配分上の効率性の損失はあまり大きくない。・・・しかし医療の無料サービスなどはその効率性の損失は非常に大きいかもしれない。」
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月27日
すらたろう思考:高齢者医療の過剰受診の問題はこの観点から説明できる。高齢者医療は個人負担はかなり低額に抑えられているので過剰に受診してしまう傾向が強い。
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月27日
思考続き:また、高齢者は時間の機会費用が非常に低い(現役の勤労者であれば仕事を休んで病院へ行く機会費用は一般に高い)ことも追加で挙げられるのではないか
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月27日
公的に供給される財を割り当てる方法として、「待ち行列」が用いられることもある
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月27日
お金(価格)によって医療サービスを割り当てるのは望ましくないと主張される。しかし待ち行列は誰が医療を受ける価値があるかを決定する方法としては完全からほど遠い。
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月27日
待ち行列に費やされた時間の無駄という実質的な社会費用を発生させる。これは価格を医療の割当て手段としたならば避けられる費用である
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月27日
「個人は、一つの私的財と別の財との相対的な望ましさについて、その財を購入するかしないかという単純な選択によって自分の考えを表すことができる。」市場経済はしばしば価格による投票と例えられます
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月27日
「しかし公共財間の相対的な望ましさについては、自分の考えを私的財の場合と同じように有効に表す方法がない。」公共財は市場では供給されず、価格も付いていない
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月27日
まだまだ続きます。