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すらすら経済学を学ぶ日記。

会計・税務の実務家が経済学をすらすら学ぶ日記。

日本社会は国際的にみて不平等?

日本でも貧困が広がっているともいわれます。

貧困を相対的なものとして計測する限り、
社会を構成する全ての人間たち全員が
完全な平等な資産・所得を持つことはあり得ないので
不平等や貧困は社会が続く限り残ります。

厚生労働省の発表によりますと、
日本の相対的貧困率は15%あまりとされます。
これは社会の中央の半分以下の所得しかない人が
社会全体の15%いるという計数になります。

日本は15%ですが、これは
メキシコ18%、トルコ17%、米国17%についで
OECD加盟国中、4番目に悪い指標であるとされます。

これをもって、日本は不平等な社会になったという
議論が近年において盛んとなりました。

しかし、先進国クラブと言われるOECD諸国においてすら、
この相対的貧困率の測定に
使用されている統計手法はバラバラであります。
家計調査、社会生活基礎調査、国勢調査など、
統計はそれぞれ違う目的で、違った標本設計で、
違う調査方法で行われています。

どのような状態になれば不平等や貧困という
問題から社会は解放されたと言えるのでしょうか。

本日の参考文献はこちら。

税制改革のミクロ実証分析――家計経済からみた所得税・消費税 (一橋大学経済研究叢書61)

税制改革のミクロ実証分析――家計経済からみた所得税・消費税 (一橋大学経済研究叢書61)