すらすら経済学を学ぶ日記。

会計・税務の実務家が経済学をすらすら学ぶ日記。

読書ノート「生活保護の経済分析」(その2)

読み終わりました。
2008年3月出版なので、リーマンショック後の急激な雇用環境悪化、現役層の生活保護急増の問題は触れられておりません。
また、あくまで(数式まで使用した)経済学的視点によるものであり、貧困問題を扱った本にありがちな道徳的糾弾や感情論とはいっさい、無縁であります。
なお、生活保護層を食い物にする「貧困ビジネス」については、まったく登場せず分析の俎上には上げられておりません。

生活保護の経済分析

生活保護の経済分析

そのあたりも加えた上で、実証研究も進んでいるでしょうから、改訂版を望みたいところであります。

以下、書き抜きと思考メモです。