すらすら経済学を学ぶ日記。

会計・税務の実務家が経済学をすらすら学ぶ日記。

2014-01-01から1年間の記事一覧

読書ノート 持田信樹「財政学」その1。

散逸しないように保全。財政学作者: 持田信樹出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/10/22メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る政府支出の「有用性」の検証。政府支出の増大により乳児死亡率・平均寿命・教育機会の拡大…

財政に関する議論の前提となる共通の基礎を共有するためには・・

本日のお題はこちら。消費増税は本当に必要なのか??借金と歳出のムダから考える日本財政? (光文社新書)作者: 上村敏之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/12/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る関西学院大学の上村敏之教授の手になる、今日…

みんなが財政危機の原因を少しづつ作っています。

本日のお題はこちら。財政危機と社会保障 (講談社現代新書)作者: 鈴木亘出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/09/16メディア: 新書購入: 6人 クリック: 61回この商品を含むブログ (22件) を見る2010年、菅総理(当時)「強い社会保障」を唱えた頃に書かれた…

一橋大学公開講座「『教養としての経済学』もう一歩先へ─生き抜く力を培うために」開催。

齊藤誠教授ら、そうそうたるメンバーによる公開講座が開催されるようです。詳しくはこちらのリンクを。「『教養としての経済学』もう一歩先へ─生き抜く力を培うために」4月26日(土)から土曜日、全6回ですね。 無料ではなく、全6回分で全部で6,200円ですが…

インボイスは魔法の杖か?

こちらのtweetの意味合いを少々解説いたします。ブックオフは消費者から古本を仕入れする際には仕入れ税額を負担していないのに、販売価格を108円にすることで益税を得るのではないかという誰得な思考をめぐらす休日の午後— すらたろう (@sura_taro) 2014, 2…

経済学の知見を、すぐには役に立てることは難しいかもしれないけど・・

本日のお題はこちら。マーケットデザイン: 最先端の実用的な経済学 (ちくま新書)作者: 坂井豊貴出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/09/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る価格によって財・サービスの評価が定まり、効率的に配分されて…

貸倒引当金繰入の無税規定は銀行経営者のインセンティブに影響するか?

またまたレポート(一部ですが)を晒しておこうと思います。 貸倒引当金の税務上の取扱いは、納税という現金流出の有無に影響する。財務会計において「税効果会計」という会計基準があり、税務上の取扱いが有税扱い(損金にならない)でも無税扱い(損金にな…

国債残高はどのように膨張してきたか?

本日のお題はこちら。国債膨張の戦後史―1947-2013現場からの証言作者: 米澤潤一出版社/メーカー: きんざい発売日: 2013/11/13メディア: 単行本この商品を含むブログを見る国債には、税収では賄いきれない歳出(公共支出)をファイナンスするための財政的側面…