読書ノート「スティグリッツ 公共経済学」(その1)
有名な基本テキストをその分厚さに怯みつつ、読み始めました。
具体例はやはり米国の事例が多いですが、
基本的なことは共通です。
- 作者: ジョセフ・E・スティグリッツ,藪下史郎
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2003/10/24
- メディア: 単行本
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スティグリッツ 公共経済学〈下〉租税・地方財政・マクロ財政政策
- 作者: ジョセフ・E.スティグリッツ,Joseph E. Stiglitz,藪下史郎
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
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まずは、第17章「租税・入門」から。
「課税とは強制的な財産の移転であり窃盗と似ている」私有財産とは窃盗であると喝破したのはプルードンでしたか
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
「政府を通じる移転は、政治過程によって合法性と正当性を持つことで」窃盗とは区別される、と。正当性は民主的な選挙によって選ばれた議員による立法による課税ね
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
「政府を通じる移転は、政治過程によって合法性と正当性を持つことで」窃盗とは区別される、と。正当性は民主的な選挙によって選ばれた議員による立法による課税ね
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
「政治過程が市民から離れ、権力の座にあるグループに資産を移転するように用いられる時には、課税と窃盗の区分は非常にあいまいになる」特定の政治勢力による課税と言う「空気」は日本には色濃く広まっているような
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
中世の封建社会の賦課と近代社会の課税の違いについて。
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
「封建時代の賦課では、個人は働くことを強制されている」領主の荘園での農作業や労役からは逃れることができない
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
「近代の租税制度では、労働所得(あるいは投資から得た金額or支出した金額)を政府と分けあうことを強制されているだけ」労働を少なくする・投資しない・消費しないという「選択の自由」が近代社会にはある
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
そして封建社会の賦課と近代社会の租税の最大の違いは、租税が「貨幣」で納められること。monetized
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
「ほとんどの租税は相対価格を変化させる。価格の持つシグナルは歪められ、資源配分が変化する」この辺が研究テーマにしたいところ
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
「資源配分の歪みは、個人や企業が自分たちの租税債務を減少させようと行動を変化させることから生じている」人々は、おっぱいに反応する
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
「(経済学において)税が資源配分に歪みをもたらさない nondistorionary とは、個人が租税債務を変えるためには何もできないという状態を指す」fmfm
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
資源配分を歪めない税として一括税(ランプサム税)lumpーsum-taxesが挙げられています。これは所得や富に無関係で支払わなければならない定額税
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
ティグリッツはランプサム税として人頭税の他に年齢や性別など、個人が変えることができない特質に課税する税を挙げていますが、別のテキストでは、政府が個人の担税力に完全情報を持っていて、これに応じて課税する・・というのも例示されていました(これは不可能
— すらたろうさん (@sura_taro) 2013年4月20日
続きます。