独習者のためのおすすめ経済学入門テキスト。
「ミクロ経済学とマクロ経済学の学部レベルのおすすめの教科書を教えてください。」
えー、Ask.fmでご質問が来ましたので、経済学徒のはしくれ(はじっこ)としていくつかお勧めの本をあげたいと思います。
私は学部では経済学をやっておらず、入門書はいろいろ独学して苦労しましたw
そこで初心者が読みやすいのをいくつか。
追記:2015年版・kindle版として更新しております。
sura-taro.hatenadiary.jp
①導入編
- 作者: 一橋大学経済学部
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2013/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最近の経済学のトピック解説と、進んだ学習のための読書案内が各章にまとめられております。
モチベーションUPにつながりますので、今も折に触れて読み返しております。
②入門編
「入門」「基礎」というタイトルの経済学テキストは多数あるのですが、ここは伊藤先生の「入門経済学 第3版」を。1冊でミクロ・マクロ両方学べます。400ページくらいありますが、読みやすいのでサクサクいけます。
- 作者: 伊藤元重
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2009/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 41回
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③ミクロ編・入門
マンキュー、スティグリッツ、クルーグマンなど米国の分厚い入門書はいくつかでていますが、私はマンキューを選択しました。この辺は好みなのでどれか1冊を。通読するには時間がかかりますが、時々、「引っ掛かる点」を読み返す感じで参照しています。
- 作者: N.グレゴリーマンキュー,N.Gregory Mankiw,足立英之,柳川隆,石川城太,小川英治,地主敏樹,中馬宏之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2013/03/22
- メディア: 単行本
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八田達夫先生のミクロ経済学Ⅰ・Ⅱもいいです。ただし、文章とグラフによる説明が中心で、数式はほとんど出てこないので「もやもや感」が残ります。
この「もやもや感」を感じるようになれば、入門者から初学者くらいにレベルアップした証拠かもしれませんw
ミクロ経済学〈1〉市場の失敗と政府の失敗への対策 (プログレッシブ経済学シリーズ)
- 作者: 八田達夫
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
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ミクロ経済学〈2〉効率化と格差是正 (プログレッシブ経済学シリーズ)
- 作者: 八田達夫
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/08
- メディア: 単行本
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④ミクロ編・基礎
入門編を過ぎましたら、基礎編へ。
荒井先生の「ファンダメンタル・ミクロ経済学」をおすすめします。
- 作者: 荒井一博
- 出版社/メーカー: 中央経済社
- 発売日: 2008/09
- メディア: 単行本
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こちらにはほぼ同じ章立ての「ミクロ経済学理論」もあります。
こちらは中級編ですね。(今、ちびちび読んでいます)
- 作者: 荒井一博
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2012/12/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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⑤マクロ編
マクロはぜんぜん勉強していません!w
マクロ経済学 (New Liberal Arts Selection)
- 作者: 齊藤誠,岩本康志,太田聰一,柴田章久
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2010/04/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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(ちょっとだけ読みましたけど、まだぜんぜん理解不足です)
⑥公共経済学・財政学編
「経済学って、すごそう!」と思えたのがこちらです。なんだか一橋大学の教授陣が書いたものばかりですが、私は関係者ではありませんw
- 作者: 佐藤主光
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/10/26
- メディア: 単行本
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- 作者: 佐藤主光
- 出版社/メーカー: 新世社
- 発売日: 2009/04
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 2回
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たくさん紹介しましたが、他にもたくさんのテキストが出ています。数式中心、文章中心、グラフ図解中心などそれぞれ「クセ」がありますので、ご自身にあうものをいろいろ手を出して、理解できそうなのをどうぞ。
上記にあげたテキストが誰もが合うものではありません。どれもなかなか高いので、図書館でめくってみて、合いそうだ、と思ったのを購入してみる手順をおすすめします。